外国人労働者の悪質ブローカーは日々増殖中。引っかからないようお気をつけください。

外国人労働者の悪質ブローカーは日々増殖中。引っかからないようお気をつけください。

特定技能が始まることで、日本側もベトナム側もひとやま当てられそうな気分も出てきて、悪質ブローカーが増殖中です。

ブローカーの定義にもよりますが、私の認識では悪質ブローカーには2種類あります。暗黒の道に走った監理団体や送り出し機関など、やっていることはともかく立場的に違法性はない「合法悪質ブローカー」。

もうひとつは、監理団体や送り出し機関、職業紹介や登録支援機関など、外国人材に関連する業務を行える資格も許可も何もない状態で、「日本で受け入れ企業を紹介して、ひとり紹介したら10万円とか20万円バックがもらえる」という「違法悪質ブローカー」です。

後者の人たちは、制度のことを全然わからないまま金に匂いだけで参入するので、自分の行為が実習生の人生や家族を破壊し、日本企業をトラブルに巻き込み、日本社会に失踪者や犯罪者が増えることにつながっているなどと全く考えていません。

昨日もFacebookのグループ上で送り出し機関の営業にそそのかされた若い人が派遣会社の人にベトナム人紹介してくれたらいくらバックさしあげますなどという、送り出し機関から言われたようなことをそのまま投稿して、見識のある人たちがいろいろとアドバイスしました。中には過激な表現で反対した人もいたのでムキになったのかは知りませんが、自分の正しさを協調するだけでした。

私も借金問題につながる可能性があると伝えましたが、聞く耳もたず、「借金をしてでも日本に来たい人がいるのだから、それでいいじゃないか」という回答で思いとどまってもらえずに残念でした。本人にとっては自分が何かやろうとしているのに、ネットでいろいろな頭の固い連中に足を引っ張られたと感じているようです。

まともな会社でこういう無知で倫理観もない人と取引するところはないでしょうが、こういう人は結構社会的に信頼されている立場の人とかも知らずに関わってしまう場合も多いです。そういう場合は企業も借金まみれでリスクの高い形で外国人を採用してしまいます。企業側もリテラシーを身に着ける必要がありますし、一般人でもFacebookでよく送り出し機関のベトナム人が「顧問になってください」「日本支部になってください」「紹介してくれたら一人の入国あたりウン千ドル差し上げます」などというメッセージが来ます。

そこで、「私は選ばれた特別な人だ」などと思い込んで、ベトナムに行ってみると豪華な接待をされて、さらに自分が選ばれし者だという気持ちを強くしてしまう人も多いので、そうならないように一般人もリテラシーを身に着ける必要があります。

実習生たちからのバック(送り出し機関からのバック)などはもってのほかですが、せめて合法的な立場になってからかかわってもらいたいと思います。特定技能なら個人でも登録支援機関になって何らかのかかわりをすることができます。

とはいえ、なかなかそんなことは無理なので、自分の身の回りだけでも道を踏み外さないようにしていきます。悪は必ず滅びると信じて、目の前のことだけでもきっちりとやり、信頼を積み重ねて悪を淘汰できるようにがんばっていきます。