特定技能での宿泊業の技能試験は外食に比べてかなりハードルが高い

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外食や介護、飲食料品製造の職種では実施言語は受験者の母国語で、実技もありませんが、宿泊業は実施言語は日本語かつ実技があります。

これだけでもかなりのハードルなので、留学経験者とかは留学生時代にアルバイトしていた外食の方がハードルが低いため流れてしまうかもしれません。

これだけのハードルを課すとなると外国人を集めて技能試験などに合格してもらうために、外食産業などよりも待遇を良くして、ホテル側が教育費などをかなり負担するところが出てくると思います。

ある程度の人材を確保したいという気持ちはわかりますが、その場合必要なのはハードルの高さ&給料です。給料が低くハードルを上げすぎると逆に人材の質が落ちるという減少がでてきます。条件が他の職種と同じならほとんどの人は他の職種に行きますので、そこで箸にも棒にもひっかからなかった候補者が残ります。

この現象は農業や建築業界で顕著です。理由は違って低賃金とかパワハラとか、雨の日は仕事ができず給料もらえないなどの評判がSNSで共有されるので、普通の人はまず行きません。前職で農業の候補者に多く接しましたが、多くが30歳を超えていて、日本語は6ヶ月勉強しても簡単な日本語も話すことができません。

N4&日本語でのペーパーテスト&実技があるので、こういう人はまず合格しませんが、募集がすごく難しいか、外食に何度面接しても合格しなかったような人たちが来る可能性は大きいと考えています。

今年はベトナムからの日本行きの労働者(技能実習生はベトナムでは労働者という認識です)が台湾の超えました。しかし来年はベトナム政府やヨーロッパや賃金の高いニュージーランド、オーストラリアにも力を入れていくため、簡単で将来も活用できる英語を勉強すればよくて永住ルートもあるところなので、日本向けの募集は難しくなる環境です。

さらに外食など他の産業との奪いあいも発生してくる中、優秀な人材が欲しいという気持ちはわかりますが、ハードルを上げ過ぎると介護のように誰も来ないとか、危機感を感じています。

試験の難易度にもよりますが、ゼロからの特定技能は難しく、人数が限られていて他の業界との競争もでてくる元留学生や日本語学科の卒業生が対象になってきそうです。ゼロからの場合は技能実習ということになりそうですが、監理団体を通したくないというニーズもあると思いますので、その場合は人材側にもメリットがあるような提案をしたり、そのために受け入れホテル様にもある程度の負担をお願いできるようにしたいと思います。

 

(1)技能水準及び評価方法
(技能水準)
当該試験は、フロント、企画・広報、接客及びレストランサービス等の様々な業務について、定型的な内容であれば独力で実施できることを求めることとしており、これらの業務に係る技能・知識を確認することとしている上記試験の合格者は、運用方針5(1)の業務において、一定の専門性・技能を用いて即戦力として稼働するために必要な知識や経験を有するものと認める。

(評価方法)
試験言語:日本語
実施主体:一般社団法人宿泊業技能試験センター
実施方法:筆記試験及び実技試験
実施回数:国外及び国内でそれぞれおおむね年2回程度実施
開始時期:平成 31 年4月予定

(2)試験の適正な実施を担保する方法
試験の実施に当たり、試験会場における試験監督の定期的な見回り、旅券その他の写真付きの身分証明書による本人確認等の方法により、替え玉受験等の不正受験を防止する措置を講じる。

(3)国内試験の対象者
国内で試験を実施する場合、①退学・除籍処分となった留学生、②失踪した技能実習生、③在留資格「特定活動(難民認定申請)」により在留する者、④在留資格「技能実習」による実習中の者については、その在留資格の性格上、当該試験の受験資格を認めない。