外国人向けに業務内容を変えられる大手チェーン、変えられない中小
- 2019.10.01
- ブログ

ある人材紹介会社が比較的小さな飲食チェーンのキッチンの仕事に最低賃金で外国人を紹介したところ、3日で辞めてしまったとのことです。
しかしその後、同じ時給で某居酒屋大手チェーンのキッチンで楽しそうに働く姿がSNSにアップされていたとのことです。
なぜ中小居酒屋は外国人採用でも大手チェーンに負けたのかという理由として、中小では日本人がやることを想定した業務内容に外国人を当てはめるなど「自分たちが変われないから」としています。
本来小回りが利くはずの中小企業が変われない間に、大手チェーンは、募集の時点で外国人を募集し、業務も日本語がわからなくてもできる仕事からはじめ、仕事の中で日本語を覚える仕事を通して、無理なく成長し接客できるまでのフォローが確立されていたとのことです。
この会社はそれでも変わりたいと思える中小企業や飲食店経営者を応援し、一緒に考えますと結論づけています。
何度もこのブログに書いていますが、宿泊業でも最初から日本語ができて日本人と同じ仕事ができるような人材はほぼ採用できません。入社してから育てていく、外国人でも対応できるように業務システム自体を見直していくなどが必要です。弊社でもこの辺を一緒に取り組んでいけるようにしたいと思いますので、ご協力させていただければ幸いです。
元の投稿は埼玉県の株式会社グローバルスタッフという人材紹介会社です。
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E-mail: katoreiwa02@gmail.com(加藤)
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